今まで、カーポートといえば半透明のポリカーボネート板の屋根材やガルバリウム鋼板をセッパン屋根がほとんどでした。しかし数年前から屋根材にもアルミを使った商品や黒色のポリカーボネート板が登場し非常に人気になっています。
今回はブラックポリカの商品をご紹介します。
ブラックポリカ
ブラックポリカは三協アルミが初めて商品として登場させています。
三協アルミ スカイリード

実物を見るまではそれほど恰好良さがわかりませんでしたが、実物は高級感があり建物の前に配置すると存在感がありながら住宅にもしっかりとなじみます。
ブラックポリカのメリット・デメリット
●ブラックポリカーボネート板のメリット
①高級感がある。
②雨水などの汚れが下から見えない。
③暑さや寒さ・紫外線から大切な車を守る。
下記に三協アルミの実験結果を転載しましたので参考にしてみてください。
太陽光下での測定結果
パネル種 | 直射日光下 | ブラックポリカーボネート板 |
---|---|---|
車内 | 66.2℃ | 44.4℃ |
ハンドル表面 | 85.4℃ | 44.6℃ |
ダッシュボード表面 | 92.0℃ | 45.2℃ |
●測定日:令和5年8月3日 晴れ 気温33~38℃での実測値です。施工現場の状況により上記とは異なります。
パネル種 | 直射日光下 | 熱線遮断ポリカーボネート板(AO) |
---|---|---|
車内 | 65.8℃ | 44.1℃ |
ハンドル表面 | 85.6℃ | 48.2℃ |
ダッシュボード表面 | 92.7℃ | 50.4℃ |
●測定日:平成16年7月28日 晴れ 気温34~36℃での実測値です。施工現場の状況により上記とは異なります。
パネル種 | 直射日光下 | スチール折板 |
---|---|---|
車内 | 63.6℃ | 42.8℃ |
ハンドル表面 | 84.7℃ | 41.5℃ |
ダッシュボード表面 | 93.4℃ | 41.8℃ |
測定日:令和2年8月19日 晴れ 気温34~36℃での実測値です。施工現場の状況により上記とは異なります。
●ブラックポリカのデメリット
①価格が高い
通常のポリカーボネート板よりも20%ほど価格が高くなります。
②商品選択の幅が狭い
まだすべての商品に設定されていないため、選べる商品の選択肢今はまだ少ないです。
また側面パネルなどにはブラックポリカがほとんど設定されていません。
屋根はブラック・側面パネルは通常の半透明のポリカーボネート板という組み合わせになってしまいます。
この辺りはいずれ商品展開が増えてこれば解消されるかもしれません。
その他結露の心配をされる方も見えますが内側がマット調になっていて湿気も分散されるようで結露の心配はないそうです。
YKKap エフルージュFIRST600 3台用
YKKapもエフルージュシリーズにブラックポリカが設定があります。
商品が載っているカタログはまだたくさんは出回ってないようです。

LIXIL ネスカF2台用
LIXILもネスカ・フーゴ・ソルディポートシリーズにブラックポリカの設定があります。
角メーカー通して価格としてはネスカシリーズがお値打かもしれません。

その他、ブラックポリカのカーポートにすると暗くなるのでは?と思われる方も多数みえると思います。
1つはカーポートの真下が暗くなる?もう1つは部屋の中が暗くならない?
カーポートの下であっても屋根部分以外からたくさん太陽光は入ってきますのでものすごく暗くなるという事はありません。
施工した後は少しだけ暗いけど、何か見えにくいとかいうことは基本的にありません。
室内の場合建物とカーポートの間の隙間がほとんどない場合で窓がカーポートの屋根より下に来る場合、少し室内は暗くなります。
室内の明り取りの窓がそこだけの場合は影響を受けるかもしれません。
ただし真っ暗になるという事はありません。
ですのでデメリット部分にはあえて入れませんでした。
少しでも暗くなりたくない場合は選択肢しからはずした方がいいかもしれません。
お勧め度は?
引き締まったデザイン。夏場は熱くなりにくい。冬場は結露しない。
少し前から住宅の方が黒い外壁、サッシ周りの色も黒色のものが増えてきているのでそれに合わせた形でブラックポリカのカーポートを選択するのは非常にありかと思います。
オススメ度も高いです。
デザイン性の高いカーポートでコストパフォーマンスが高いのがブラックポリカのカーポートになります。
アッシュガーデンではこの ブラックポリカのカーポートをかなりお値打ちな価格で提供しています。
ブラックポリカのカーポートが気になっているお客様はお気軽にアッシュガーデンにお問合せください。
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