2018年9月21日に発生した台風24号は記憶に新しいですが、
とにかくカーポートの屋根がたくさん飛びました。
ポリカーボネートという屋根材も生産が追い付かずに2019年まで屋根材交換がかかったほどです。
カーポートはそのほとんどが簡易型車庫という扱いになっており、強風での屋根飛びや破損が起こる可能性がある旨が各メーカーのカタログに実は小さく記載されていたりします。
そんなカーポートの屋根材交換や修理に関する記事です。
屋根材交換の費用目安
屋根材は前述のとおりポリカーボネート材が使われていることが多く屋根が飛んだ場合、新しく屋根材を取り付けることになります。
屋根材自体は1台用で1枚10,000円~20,000円くらい。
1台分全体で7枚から8枚くらいで構成されています。
2台用ですとその倍の数ですね。
ちょっと前の屋根がアール(アーチ)型のタイプですとそんな感じです。
最近のカーポートはフラットな形状な屋根が増えており屋根材1枚が長いものが多いので
少し金額は高めで1枚15,000円ほど~になります。
後は作業費が1万円~3万円程度でしょうか。
材料+工事代となります。
ただしパッとみて屋根1枚交換でいいなと思っても、屋根材を押さえている押さえ材や四方の枠が歪んでいたりする可能性もあるので一度専門店に見てもらった方が良いかと思います。
セッパン屋根材の裏のカビや剥がれなど
風が強い地域や積雪が多い地域はセッパンカーポートと呼ばれるガルバリウム鋼板の折板を屋根材に使ったカーポートがよくみられます。
このセッパンですが屋根の裏側にペフと呼ばれるウレタン素材の結露防止材が張り付けられている事があります。
このペフですが結露が発生した際にウレタンが吸収してくれて晴れると蒸発して水分がなくなるといった作用があるのですが、ずっとその繰り返しをしているとウレタンにカビが発生してきたり、10年、20年経つと経年劣化をしてボロボロになってきたりします。
この場合の判断が難しいんですがペフの張り替え。やってやれない事はないと思いますが、まず既存のペフが綺麗に全部剥がれ落ちない。
高圧洗浄をして今のボロボロ部分を取り合えず取る。もしくは屋根材自体を全部交換するのも一つかもしれません。
最近ですと高耐久ペフなんてものも存在はするんですがその事実力やいかに?って感じなのでセッパンについては屋根材の取り扱いは少し難しいですね。
新設の際にペフなし屋根を選択するというのも一つの手です。
雨どいの交換
雨どいから水が流れなくなって困ってしまっている場合や雨どいが蛇腹形状のもので破れてしまっている場合など。
少し前くらいらですとドレインエルボという名称で雨どいの先にキャップがついておりそこをひねるとキャップが取れるような設計になっています。
雨水が樋から流れずに屋根からあふれ出している場合一度そこの掃除をしてみてください。
ヘドロのようなものや葉っぱが詰まっているケースが多く掃除をするとまた水が流れるようになることがあります。
もう少しの前の商品で樋の途中が蛇腹になっていたり、樋自体が丸ではなく長方形のもので、蛇腹や樋自体が破損している場合でも補修部品が取れるようになっています。
蛇腹と樋で材料は3,000円もかからないくらいかと思います。
部品だけでも工事と一緒でもエクステリア専門店で取り扱いをしていますので問い合わせみてもよいかと思います。
本体のヘコミや細かい傷
細かくついた傷などは専用色のタッチアップやスプレーが販売されていますのでメーカー名や商品、色目など伝えればエクステリア販売店で購入することが可能です。
強度に関係しないような軽いヘコミなど気になる場合はリペア屋さんが存在します。
住宅のアルミサッシ(窓など)のヘコミや傷、穴あきなどもリペアでほぼわからなくする事ができます。
気になる場合はリペアをお勧めします。
本体が傾いている場合
風が吹いてカーポートが傾いた。雪が降りすぎてその重みで屋根が傾いた。
そんな際は修理できるんでしょうか。
柱の周りがコンクリートでは無く柱や本体が折れ曲がっていない場合は、柱の根元を掘り起こして建て起こして直すことが可能です。
部材が曲がってしまっている場合は部材そのものを交換する必要があります。
柱が傷んでいる場合は全部を一度解体して部材を交換して組み立てなおしをする必要があります。その場合は結構な費用がかかってしまいます。
新しいカーポートを立てた方がいい場合
新しいカーポート1台用を立てると12万円くらい~かかります。
ホームセンターなどですと99,800円工事コミなんてのもあります。
例えば1台用の屋根が全部飛んで屋根材だけを直したい場合は
屋根材7枚×10,000円=70,000円
工事が20,000円
で9万円になります。その他部材が必要なら新しく建てるのとそんなに変わりません。
もちろん新しく建てる場合は既存のカーポートを撤去しないとけないのでプラス4~5万くらいの撤去処分費用はプラスになります。
ただ条件によっては新しく建てた方が安くなるケースもあります。
一旦どちらがお得か専門家に見てもらうとよいかと思います。
工事前に確認したいこと
通常使用していて風災や雪害など災害でカーポートが壊れた場合には、住宅の火災保険の特約で建物付帯のものが壊れた際に使えることが多いです。
一度確認してみると無駄な支出を減らせるかもしれません。
保険ごとに5万円の免責が合ったり、10万円以上の被害の場合などの条件があったりしますのでそちらも確認が必要です。
またこれから家を建てられる方は火災保険・地震保険についても一度よく確認して入られると良いかと思います。
火災保険は使用して保険料が上がる類の保険ではないのでしっかりと入っておくと良いですね。
いずれにしてもカーポートの修理などを考え始めたらエクステリア・外構専門店に一度ご相談されるのがよいかと思います。
愛知県名古屋市、稲沢市、清須市、北名古屋市、あま市でカーポートの修理・新設工事をご検討ならアッシュガーデンにお問合せください
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